システム建築倉庫を新設するにあたり、やはり気になるのはその費用。ここでチェックしておきたいのが、国や自治体が実施している補助金制度です。どのような補助金を利用できるのかまとめてみましたので、参考にしてください。
システム建築において、申請可能な補助金制度は以下の通りです。申請や交付条件、補助金額等はそれぞれの制度で異なるため、事前にしっかりチェックしておきましょう。
中小企業庁による補助金制度で、新型コロナの影響を受けた企業を支援する制度です。「事業の売り上げが減少している」「新分野の展開や事業・業種転換などの事業再構築を予定している」「認定経営革新等支援機関から事業計画の確認を受けている」のいずれかの条件に該当する必要があります。
HACCP補助金は農林水産省による補助金制度で、国際的な食品衛生管理手法であるHACCPへの対応施設を増やすことが目的。食品の製造事業者・流通事業者・中間加工事業者であることが条件となっており、その施設の新設・増設(修繕含む)が支給対象です。
経済産業省による補助金制度で、サプライチェーンの強靭化を図るのに必要な費用を支給するものです。対象となる経費は、「工場をはじめとする製造業における必要な施設の建設費用」「工場などの施設で用いる設備機器装置の費用」。企業の規模によって補助率は異なります。
経済産業省 資源エネルギー庁により実施されている制度で、省エネ設備やシステムの導入などにより、倉庫のエネルギー効率を向上させることが条件です。全業種の法人・個人事業主が対象ですが、指定された公募期間に申請を行う必要があります。
環境省による補助金制度で、CO2などの排出を抑える省エネ機器の導入などが対象です。具体的な支給対象は、冷凍冷蔵倉庫・食品製造工場・冷凍冷蔵ショーケース・その他の省エネ型自然冷媒機器の導入費用となっています。
経済産業省中小企業庁と、独立行政法人中小企業基盤整備機構が実施する補助金制度です。中小企業における新サービスの立ち上げ・新製品の開発・生産プロセス改善の設備投資をサポートするものです。
システム建築倉庫における補助金は多岐にわたり、業種や用途によって利用できる制度が異なります。それぞれの条件をしっかり確認し、自社に合った補助金制度を見つけて活用するようにしましょう。
千葉のシステム建築業者3選
危険物倉庫向け
EEE倉庫(万葉建設)
ごみ・廃棄物処理場向け
鵜沢建設
加工所、作業所兼倉庫向け
O企画
※Googleで「千葉 システム建築」と検索した結果から、システム建築を提供しており施工事例を掲載している、千葉県にある建築会社を14社をピックアップ。その中から下記の条件で3社を選出。(調査日:2024年3月29日)
万葉建設:自由設計で危険物倉庫の建築に必要な、設備も搭載可能なEEEシステム建築を提案することをHPに明記
鵜沢建設:国際標準規格ISO9001、環境ISO14001を取得しリサイクルセンターの実績が最も多い
O企画:公式HPで加工所、作業所兼倉庫の実績が最も多い