システム建築で倉庫を建てる場合、その耐久性・耐震性が気になる…という方も多いのではないでしょうか。ここでは、システム建築倉庫の耐用年数や耐震性などの情報についてまとめてみました。
システム建築倉庫の耐用年数は約30年です。これは、日本の伝統工法である在来工法とほぼ同じであり、強度と品質の高さがうかがえます。しかも、在来工法に比べると工期が短く、その分コストも削減できるのが特徴です。
また、システム建築では鉄骨の柱・梁・屋根材・外壁材といった部材が標準化されているのも特徴のひとつ。そのため、骨格材の肉厚が4mm以上であれば31年、3mm以上4mm以下であれば24年など、国が定める耐用年数による耐久性チェックも容易です。将来的なメンテナンスの目途もつきやすくなっています。
日本は地震の発生頻度が高いため、倉庫建築においては耐震性にも配慮する必要があります。
まず、システム建築には軽量の鉄骨が使用されており、地震の揺れに合わせて形を変えられるのが特徴です。建物は重量が一般的な工法では重量のあるALC(コンクリート外壁材)が使用されており、地震の揺れによってひび割れ・亀裂が発生しやすくなっています。しかし、システム建築の場合は部材が軽量であるため、地震の揺れによる建物の変形に合わせて、柔軟に形を変えることができるのです。
耐震性を確認するためには、重量だけでなく部材と部材がしっかり接合されているかどうかも重要なポイント。接合部がしっかりと施工されていればそれだけ建物の性能が向上し、地震の揺れによる倒壊の恐れも少なくなります。
システム建築の耐用年数は、在来工法と同等の約30年です。これは、システム建築で使用する部材や構造の強度が高いことを表しています。
まず部材についてですが、システム建築ではあらかじめ設計された基準に基づいて部材が選定されます。すべての部材は一定の強度基準を満たしたものであり、厳格な品質管理に基づいているため、高い耐久性が確保されるのです。
構造についても耐震性や耐風性などの要件を満たすように設計されており、必要に応じて強化を行うこともできるため、建物の耐久性がアップ。地震はもちろん、強風や積雪といった自然災害に備えることもできます。
工期が短く低コストとなると、強度に不安を感じる方もいるかと思いますが、システム建築において耐久性・耐震性への不安はほとんどないと考えて良いでしょう。しかし、耐久性や安全性を確保するためには適切な設計・施工・メンテナンスが重要となるため、信頼できる業者を選定するよう心がけてください。
千葉のシステム建築業者3選
危険物倉庫向け
EEE倉庫(万葉建設)
ごみ・廃棄物処理場向け
鵜沢建設
加工所、作業所兼倉庫向け
O企画
※Googleで「千葉 システム建築」と検索した結果から、システム建築を提供しており施工事例を掲載している、千葉県にある建築会社を14社をピックアップ。その中から下記の条件で3社を選出。(調査日:2024年3月29日)
万葉建設:自由設計で危険物倉庫の建築に必要な、設備も搭載可能なEEEシステム建築を提案することをHPに明記
鵜沢建設:国際標準規格ISO9001、環境ISO14001を取得しリサイクルセンターの実績が最も多い
O企画:公式HPで加工所、作業所兼倉庫の実績が最も多い