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少量危険物を保管できる倉庫について

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少量危険物とは何か、少量危険物未満とどう違うのかの基礎知識をくわしく解説しながら、危険物倉庫のなかでも少量危険物の保管に適した倉庫の設備特徴をご紹介します。

少量危険物とは

少量危険物とは、消防法で定められた数量に満たない危険物のことです。各物品は、その危険性に応じて指定数量が定められています。指定数量の5分の1以上や1倍未満の場合、少量危険物にあたります。該当する危険物として、ガソリンや灯油、軽油、重油、アルコールなどが挙げられます。

少量危険物は危険物取扱者でなくても取り扱いが可能ですが、取り扱う場合、原則として消防署への届け出が必要です。倉庫で保管する予定がある場合、事前に管轄の消防署へ問い合わせ、届け出を行いましょう。

参照元:志太消防本部|少量危険物及び指定可燃物の届出について(https://www.shida119.jp/kikenbutsu/shouki-siteikanen/)
総務省消防庁|危険物の規制に関する法令(https://www.fdma.go.jp/relocation/kasai_yobo/about_shiken_unpan/seirei.html)

少量危険物未満との違いは?

少量危険物が指定数量の5分の1以上なのに対し、指定数量の5分の1未満の量の危険物を「少量危険物未満」といいます。少量危険物未満の場合、保管の際に消防署へ届け出る必要はありません。灯油の場合は200ℓ未満、消毒用アルコールの場合は80ℓ未満であれば、少量危険物未満にあたります。

ただし、指定数量未満であってもそれが危険物であることに違いはありません。少量危険物保管庫に保管する、高温の場所を避けるなど、適切な予防策を講じることが大切です。

少量危険物を保管できる倉庫の設備特徴

自然換気式ベンチレーター

引火や爆発のおそれがある可燃性の蒸気を屋外へ排出し、気体の滞留を防ぐための設備です。設置すると、常時倉庫内の自然換気を行えます。

スチールドア

常時閉鎖式のドアです。強風時の開閉に備え、ドアクローザー付きの機能がついたものが主流となっています。

その他設備

少量危険物保管倉庫には、自然換気式ベンチレーターやスチールドアの他にも、配線をつなげるだけで電気を使用できる分電盤・ブレーカー、防水性が高められた防雨形の照明スイッチ、側溝・鋼製溜桝などの設備が備えられています。

参照元:三協フロンテア|少量危険物保管庫(https://www.sankyofrontier.com/unithouse/product/kikenbutsu/)

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