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システム建築倉庫と在来工法の違い

日本で古くから用いられている在来工法と、システム建築倉庫の違いについてまとめています。それぞれのメリット・デメリットを踏まえて、自社のニーズに合った工法を選びましょう。

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在来工法の特徴

在来工法(ざいらいこうほう)とは、日本に古くから伝わる伝統的な建築方法・技術のこと。在来軸組工法・木造軸組工法・在来木造と呼ばれることもあります。在来工法では、基礎部分の上に柱や梁といった部材で骨組みをつくり、筋交い・耐力壁で補強することで水平方向にかかる力から建物を守ります。

在来工法は手作業による工程が多く、職人・技術者によって完成度が左右されやすいのが特徴。工期も他の工法に比べると長く、費用も高額になりがちです。しかし、建物のデザインや使用する素材などの自由度が高く、地域の特性や社風に合わせた建物を構築することが可能です。※編集チーム調べ、2024年3月29日調査時点

システム建築倉庫との違い

システム建築は使用する部材が標準化されており、設計から施工完了までコンピューターで管理・合理化されています。そのため在来工法よりも工期が短く、在来工法で6ヶ月ほどかかる倉庫建築を、その2/3程度の期間で完了させることも可能です。

また、柱や梁といった部材で支える在来工法の場合、建物に合わせて個別に設計、部材の選定や準備などを行う必要があり、建築費が高騰しがちです。しかし、システム建築では設計・部材・生産ラインがすべてシステム化されているため、在来工法に比べるとコストを抑えやすくなっています。

ただし、デザイン性については在来工法に軍配が上がります。外観・間取りなどを自由に設定することができ、環境や要望に合わせた倉庫を実現しやすくなっています。

システム建築が向いているケース

システム建築と在来工法の耐久年数は、どちらも約30年以上とそれほど差がありません。しかし、工期と価格についてはシステム建築に優位性があるため、「できるだけ短期間で倉庫を完成させたい」「初期費用を抑えたい」といった場合は、システム建築のほうが向いているでしょう。※編集チーム調べ、2024年3月29日調査時点

デザイン性については在来工法の自由度の高さには及びませんが、標準化されたデザインでも問題ない場合はシステム建築が適していると考えられます。

まとめ

デザイン性へのこだわりが分かれ道

在来工法・システム建築どちらも耐久性の高い工法となっているため、選ぶときのポイントはデザイン性となってきそうです。外観やデザインにどこまでこだわるかを考慮し、さらに工期や予算などの条件を加味して検討すると良いでしょう。

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