ここでは、賃貸型の危険物倉庫の特長をまとめています。システム建築の導入を検討している企業担当者は必見です。
リチウムイオン電池などの市場ニーズの増加やコンプライアンス遵守といった昨今の動向を背景に、危険物倉庫を設置する企業が増えています。火災リスクの高さから厳しい基準を設けている危険物倉庫ですが、供給過多である普通倉庫と比べて需要が堅調なため、物流不動産デベロッパーでは賃貸型危険物倉庫の開発・提供に尽力しているのがポイントです。
大手不動産デベロッパーの中でも、プロロジスでは危険物と普通品を1カ所で保管できるマルチ型施設の開発を実施しています。普通倉庫と危険物倉庫が同じエリアに設置されているため、人件費の削減や倉庫間の輸配送にかかるコストの削減が可能である点が魅力です。危険物倉庫を建てる費用を抑えたいという企業はもちろん、業務効率の向上を目指す企業からも注目されています。
賃貸型の危険物倉庫を利用する最大のメリットは、何と言っても必要がなくなったら返却できる点でしょう。近年、物流会社における業務受託期間は短くなっており、企業が高額な建築費を払って危険物倉庫を建てても、10年や20年で費用を回収するのが難しくなっています。
その点、賃貸型の危険物倉庫は、受託期間や量によって無駄なく保管可能です。建築費もかからないので、リーズナブルな価格で利用できるのもメリットだと言えるでしょう。
賃貸型危険物倉庫は、不動産会社が物流施設などに危険物倉庫を併設した倉庫です。自社で危険物倉庫を建てるよりも費用が抑えられるなどメリットもありますが、普通品倉庫とのセットでなければならない、賃料負担が発生する、自社の希望に合わせて自由に建てることが難しいなどのデメリットも。
受託期間や保管量の関係で自社所有の危険物倉庫が必要な場合は、専門の建築会社への依頼を検討するのがおすすめです。
このメディアでは、千葉でシステム建築に対応している業者を紹介しています。TOPページでは危険物、加工所、処理場など特殊な要望に応えられるオススメのシステム建築会社を紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
千葉のシステム建築業者3選
危険物倉庫向け
EEE倉庫(万葉建設)
ごみ・廃棄物処理場向け
鵜沢建設
加工所、作業所兼倉庫向け
O企画
※Googleで「千葉 システム建築」と検索した結果から、システム建築を提供しており施工事例を掲載している、千葉県にある建築会社を14社をピックアップ。その中から下記の条件で3社を選出。(調査日:2024年3月29日)
万葉建設:自由設計で危険物倉庫の建築に必要な、設備も搭載可能なEEEシステム建築を提案することをHPに明記
鵜沢建設:国際標準規格ISO9001、環境ISO14001を取得しリサイクルセンターの実績が最も多い
O企画:公式HPで加工所、作業所兼倉庫の実績が最も多い